食べる/大田市
【女性の活躍応援企画】一宮酒造有限会社
一輪の華に魅せられて・・・
それは男性が主流の業種の中で可憐に咲く美しい一輪の華。
女性ならではの目線がこの世に新しいモノを作り出す期待とワクワク感に、あえる編集部は注目してみました。
記念すべきお一人目は
大田市にある酒造・一宮酒造有限会社の杜氏の浅野 理可さん
杜氏(とうじ)とは、日本酒の醸造工程を行う職人の事です。
かつては酒造りの場を女性禁制としていた酒蔵も多く、その名残から今でも全国には約1700という酒蔵あるといわれていますが、その中でも女性杜氏は全体の2〜5%しかいないといわれています。
しかし、今現在少しずつではあるが全国で女性杜氏は増えてきており、テレビや雑誌などで取り上げられる事もあります。
そんな背景も関係しているのか、昨今、日本だけでなく世界を中心に日本酒好きな女性も増え続けているといわれています。
女性が手掛けたお酒だからこそ、女性を魅了するのかもしれません。
そして、それらの商品は性別の枠を越えるだけでなく、国境の枠を越えて世界各国で評価され愛されていくのではないのか。
今回はその魅力を探りに、山陰唯一の女性杜氏がいる一宮酒造にお邪魔させて頂きました。
まずは一宮酒造有限会社とは?
石見銀山の玄関口である島根県大田市の中心部にある、創業明治29年の酒造。
「銘酒は良い水から生まれる」と言われるように日本酒の組成の約80%は水であり、「酒の命の源」と言われてるそうです。
一宮酒造では良質の酒米はもちろん、特に水にこだわり、雄大な三瓶山の麓から湧き出る伏流水を抗酸化力の高い水にして仕込みに使用しているそうです。
そんなこだわりに溢れた酒造りを行っている一宮酒造の杜氏のお一人が前述で紹介させて頂いた、杜氏 浅野 理可さん。
自身の名前がついた純米吟醸「理可」は初めて設計から携わったお酒。
すっきりとキレが良く、あとから優しい甘味が感じられる、女性ならではの優しさがあふれ出す日本酒です。
当初は数量限定の販売でしたが、その味が評価され、大変好評だったので通年商品となったそう。
ぜひ、男性、女性問わず飲んで頂きたいお酒です!
そして浅野理可さんには女性ならではの大変さや、杜氏になるきっかけなど色々お伺いしました。
そちらの記事は6月1日(月)発行される、【ポスティング情報紙あえるVol.④】または【Webサイトあえる】に6月1日以降にアップ予定!
乞うご期待!!
一宮酒造有限会社
【住所】島根県大田市大田町ハ271-2
【TEL】0854-82-0057
【営業時間】 8:00〜18:30
Writer:Takashi Kageyama