暮らし/出雲
Vol.9「正しい」は「正解」じゃない コラム【ア・タ・シ社長になります!】
あえる読者の皆様、こんにちは!
『新入社員A』こと朝日山裕子です。
今回は、私がずっと気になっていたモヤモヤの話です。
皆さんは、人との会話で
「そうなんだけど、そうじゃない・・・」
と思った経験はありませんか?
例えばこれ。
「痩せたいなら食べなきゃいいよ!すぐ痩せるよ!」
こんなのも。
「お金が欲しいなら銀行強盗すればいいよ!一気に億万長者だ!」
そうなんだけど、
そうじゃなくって・・・
これはいわゆる「方法論」で話す人にありがちだと思うのですが、わざとなのかなんなのか、ご丁寧にこちら側の意図や感情を全く汲み取ってないアドバイスをくださいます。
今時のAIの方がよっぽどこちらの気持ちに寄り添ってくれています。
それはさておき。
ある日、夫とこんな話をしていました。
夫「あの人の話、なんか刺さらないんだよなあ。」
私「ほう、なぜだい」
夫「なんか、正しいけど正解じゃないってかんじ」
え・・・何それ・・・おもしろい!
相手の言っていることは正しい。
だけどそれは自分の求めている答えではない。
理屈は合ってるけど、そういう気持ちにはなれない。
ははあ、なるほど。と私は思いました。
「正しい」は一般的に測れるけど
「正解」は人それぞれ。
それをあたかも自分の「正解」のように押し付けられると、違和感を感じつつも相手の言ってることは「正しい(間違ってない)」から反論できず飲み込んでさらに違和感が強くなるんだなあ。と。
「正解の押し付け、お前だったのか。いつもモヤモヤをくれたのは。」
家を建てることについても
常にぐるぐると考えています。
そんなに収入に余裕があるわけではない。
これから子どもが成長してお金もかかる。
このコロナ禍、仕事が急に無くなるかもしれない。
今は木材も何も高くなりつつある。
これから銀行の金利がどうなるかもわからない。
それでも。
今日もどこかで棟が上がる。
今の家賃がもったいないから?
幸せな家族の象徴だから?
地位や名誉の証だから?
それは一家族ごとに違うはずです。
今はネットでたくさんの有益な情報を知ることができますが、使いやすい間取りも、設備も、本当の正解は自分たちの中にしかない。
だからこそ、住宅営業はとにかくヒアリング力、相手の求めてることを読み取る能力が必要なんです。
そういえば。
私、「正しい」に縛られて動けなくなっていた時期があります。
新人はこうあるべきだ、
後継者はこうあるべきだ、
妻はこうあるべきだ、
母はこうあるべきだ、
理想の自分がまだ未熟な自分に「正解の押し付け」をしていたんですね。
そんなことを思い出したのでした。
皆さんも世間に惑わされず、
自分の納得いく「正解」を選んでいきましょうね!
それでは、今日はこの辺りで。
お読みいただきありがとうございました!
有限会社アサヒ技研工業
新入社員Aこと、朝日山裕子
朝日山裕子という人物をもっと知りたい方は下記SNSをチェック!
過去のコラムはこちらから
Writer:Kohei Kageyama