編集室/松江
8/13あえる編集部注目ワード『お盆』
こんにちは!
あえる編集部です!
今日から本格的なお盆休みに入る方も
多いということで、本日の注目ワードは
「お盆」です。
新型コロナウイルスのせいで中々
帰省できなかったり、子供を連れての移動にも
抵抗がある方も多いかと思います。
外に出かけられる際は、感染予防対策をしっかり
してお出かけになってくださいね!
さて、本日の注目ワード「お盆」ですが、そもそも
何をする期間なのでしょうか。
「お盆」
日本で夏季に行われる祖先の霊を祀る
一連の行事で、日本古来の祖霊信仰と仏教
が融合した行事とも言われています。
仏教用語ですが、正式な名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」
と言って、故人の魂が現世に戻ってこられる期間のこと
を指していうんですね。
また、お盆の期間にはご先祖様の精霊をお迎えし、
供養をする際に供物を置く容器を意味する「盆」とも
混同され習合した説もあるそうです。
地域によってお盆の期間が異なる!?
これは私も調べてみて初めて知ったんですが、
日本全国全てのお盆期間が一緒というわけでは
ないみたいですね。
一般的には、8/13~8/16の4日間です。
かつては、旧暦の7/13~7/16がお盆期間とされていた
ようで、明治6年(1873)に日本は新暦に変更になった
ため、分かりやすく1ヵ月ほどずらして現在の期間に
なっているんだとか。
具体的には、
①東京都市部、金沢市の旧市内、静岡市の一部地域
7/13~7/16の地域【7/15】
こちらの地域では、新暦が施工された際に7/15に
お盆期間が移行されて「新のお盆」や「東京盆」などと
呼ばれています。
②沖縄県や鹿児島県奄美島地方
旧暦7/13~7/16の地域
現在でも、旧暦に合わせてお盆行事が行われており、
年によって日付も移動するんだとか。
この期間には、沖縄の伝統芸能「エイサー」いわゆる
盆踊りが披露されるちょっとしたお祭りになってたり
します。
③その他、全国
新暦8/13~8/16の地域
①②を除くほぼ全国の地域は、私たちが認識している
新暦の8/13~8/16の4日間でお盆行事を行います。
多くの地域がこの「旧盆」とよばれる期間を選んだのは
様々な説があるようですが、新暦の場合だと農繁期や
梅雨が明けきっていなかったり、東京地域と時期を
ずらすと親族が集まりやすいなど、諸説あるようです。
お盆期間中の習わし
お盆期間中の過ごし方も地域で本当に異なる
ようですが、一般的にいわれているものを
ご紹介しておきますね♪
13日
夕刻に「迎え火」を焚いて、ご先祖様の現世に
お迎えします。
火を焚くのは、ご先祖様が帰ってくるときに
迷子にならないようにするためですね。
私は、火なんか焚いた記憶がない世代です。
14・15日
お盆の中日にあたる期間は、ご先祖様が帰って
きているので、お供え物やお墓掃除を行って
おもてなしをしてあげます。
16日
この日から期間が少しあるようですが、送り火を
行ったり、灯篭流しを行ったりしてご先祖様を
お見送りする期間とされています。
ちなみに、盆踊りとは地獄で苦しい罰を逃れた
亡者たちが喜んでいる様子を模した踊りなんです
って!笑
この他にも、たくさんの風習が地域ごとに
根づいているので、ご紹介しきれませんが
皆さんも「お盆」について少し勉強になりました
でしょうか?
暑い夏はまだ始まったばかりですので、
体調管理にはくれぐれもお気をつけて
過ごされてくださいね!
本日はここまで!
それではまた明日!
Writer:Yukio Fukuma