暮らし/松江
”なにわ一水” 充実したユニバーサルデザイン快適空間を多くのお客様へ
あえる38号
Shimane’s Bright Future
インタビュー
なにわ一水
スタッフの皆様
水の都、松江市の松江しんじ湖温泉で創業100有余年の温泉旅館です。客室からは宍道湖を一望でき、朝夕に表情を変える美しい情景が楽しめます。14年以上前から障がいのある人もない人も快適に過ごせる温泉宿を目指し、バリアフリー化などの環境整備を行っており、ユニバーサルデザインの国際表彰『IAUD国際デザイン賞2020』住宅・建築部門で金賞を受賞しています。2020年時点で旅館やホテル関係の施設としては部門初の受賞となります!
【ユニバーサルデザインって知ってる?】
「年齢や能力、状況などにかかわらず、デザインの最初から、できるだけ多くの人が利用可能にすること」
【IAUD国際デザイン賞とは?】
一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が、「ユニヴァーサルデザイン(UD)の更なる普及と実現を通して、社会の健全な発展に貢献し、人類全体の福祉向上に寄与すること」を基本理念としており、その活動の一環として、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いによって、生活に不便さを感じることなく、“一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”UD社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を表彰する「IAUD国際デザイン賞」を実施しているそうです!
【2021年12月リニューアルオープン《5階》露天風呂付客室特別フロア『水と雲の抄』】
【バリアフリー・ユニバーサルデザインの新しい5部屋】
4階の特別フロア「水と雲の抄」と同様に、5階の全室が露天(展望)風呂付き客室です。小泉八雲(ラフカディオハーン)が愛した宍道湖の情景、水と雲が描く美しい夕景を客室のデザインテーマといたしました。インテリアとデザインは5部屋とも異なります。宍道湖の景色を一望できる非日常空間で、大切な人との時間を誰にも邪魔されず、のんびりお過ごし下さい。また、身体が不自由なお客様やご年配のお客様にもご利用しやすいように「バリアフリー(ユニバーサルデザイン)」に取り組みました。
ぜひホームページから5部屋をチェックしてみてください!
【あいサポート運動って?】
赤ちゃんからお年寄りまで、障がいのある人もない人も、さまざまな人たちが生活しています。一人ひとりが違っていて成り立っている社会。誰もがそれぞれの違いを尊重し、お互いささえあっていく。そんな心豊かな島根を共につくるきっかけになるのがあいサポート運動です。あいサポート運動とは、障がいのことを簡単なところから学び、障がいのある人への手助けを始めていこうという取組です。車いすを利用している方が、段差を乗り越えられなくて困っているとき、誰かに声をかけてもらったり手伝ってもらうと、安心して段差を乗り越えることができます。車いすを利用している人が不便さを感じるのは、車いすで超えることができない段差が解消されていなかったことが原因だと言えます。障がいのある人が社会で不利益を受けているのは、その人の心身の機能に障がいがあるからではなく、社会に出るのを阻むような壁を作っている社会の側に原因があるのです。周りの人のちょっとした手助けで、社会の壁を少なくしていければ、きっとみんながいきいきと暮らしていけます。障がいのある人もない人も同じ社会の一員として壁をなくし暮らしやすい社会を作っていくために、一緒に学んでいきましょう。【島根県ホームページ:あいサポート運動 参照】
■なにわ一水
■松江市千鳥町63
■0852-21-4132
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Writer:Kohei Kageyama