農林水産大臣賞受賞!「お米から造った純米しょうゆ」【株式会社 大正屋醤油店】

あえる21号インタビュー☆

Shimane’s Bright Future

 

【株式会社 大正屋醤油店】

 

今回は、安来市伯太町にある老舗醤油店「株式会社 大正屋醤油店」に注目!

この度「お米から造った純米しょうゆ」がコンクールで賞を受賞したことに関して、この醤油への想いやストーリー、今後の展望などを専務取締役の山本周作さんにインタビューしてきました♪

 


 

【大正屋醤油店とは】

 

大正屋醤油店は、大正15年創業の安来市に本店を構える醤油、味噌専門店です。大正屋醤油店の醤油は、地元産の大豆を使用し、昔ながらの杉桶で時間をかけて醸造され、まろやかな味が特徴です。醤油の他にも味噌、甘酒、ドレッシングなどを製造しています。

この度「お米から造った純米しょうゆ」が令和2年度優良ふるさと食品中央コンクールの新技術開発部門で農林水産大臣賞を受賞しました。

 

 

 

【お米から造った純米しょうゆについて】

 

大豆・小麦を使用せず酒粕・米・食塩だけで作るので、アレルギーの方も安心して口にしていただけます。お客様から「家族みんなで同じ料理を食べられる!」といった喜びや感謝の声をいただいたり、10年かけて開発した醤油が賞を受賞して大変嬉しく思います。

また、酒粕は地元の銘酒「月山」を使い、地域の資源を有効活用することで、環境を守ることにもつながります。この醤油を作ることで、アレルギー対応醤油として社会に貢献し、環境保全のお役に立ちたいと思っています。

 

 

お米から造った純米しょうゆ

特定原材料7品目(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)を使用していない、離れた場所にある専用の工場で製造しています。着色料・保存料 ・防腐剤などの添加物も一切使用していません。

味見させていただきましたが、味は一般の醤油と遜色もなく、おいしかったです!!

 

 

【米醤油との出会いと完成までの道のり】

米だけで造られた醤油があると知ったのは約10年前。この非常に難しい技術に大変興味を持ち、「自分で造ってみたい!」と深く追求していくようになりました。そんな中、元々米醤油を製造していた酒造会社さんが、30年間続いた米醤油の製造を終えることを聞きました。そして、吉田酒造さんから紹介していただき、この出会いに不思議な縁を感じて、米の醤油造りを引き継ぐことを決意をしました。

「この醤油を造るには専門的技術や設備が絶対条件」という難題に幾度も挫折しそうになりましたが、30年間蓄積された技術と私たちの10年間研究し続けてきた技術が上手く合わさり、ついに「お米から造った純米しょうゆ」が完成しました。

 

 

 

【今後の展望】

 

本来の醤油にもっと近付けるよう、より旨味を出すなどさらなる改良を進めて、より多くの人に喜んでいただきたいと思います。

また海外ではグルテンフリーの需要も高く、「お米から造った純米しょうゆ」を日本ブランドとして海外に向けて販売していきたいと思います。さらに、酒粕を使用しているのでお酒と一緒に広めていくなど様々な横展開も考えています。

醤油は衰退産業なので、次の世代に残すためにもこの新しい醤油に力を注いでいきたいと思います。

 

 


 

大正屋醤油店についてもっと知りたい方はこちら♪

株式会社大正屋醤油店 HP

 

大正屋の商品はマルイやホックの大正屋コーナーで販売しています。

またオンラインでもご購入することができます。

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大正屋醤油店オンラインショップ

 

 

 

株式会社 大正屋醤油店


 

 

TEL:0854-37-9061

住所:安来市伯太町東母里225−2

営業時間:蔵元直売所 / 平日・土曜日 9:00~18:00

定休日:日曜日、年末年始、お盆、GW

HP:http://www.taishoya.jp/

 

Writer:MiyanagiNatsuki

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