編集室/松江
7/18あえる編集部注目ワード「花火」
こんにちは!
夏になると一度は線香花火がしたくなる
あえる編集部です。
本日の注目ワードは
パンパカパ~ン♪
「花火」です。
これまた、夏の風物詩で皆さんも
毎年の花火大会など楽しみにされて
いることかと思います。
しかし、今年は新型コロナウイルス
の影響で様々な花火大会が中止の嵐。
山陰最大級の水郷祭も今年は見れなく
なってしまいましたね。
↑早くコロナが治まりますように。
そんな花火ですが近頃、地域ではゲリラ的
に打ち上げられていたり。
そもそも、お祭りを盛り上げる目玉としか
思っていなかったんですが「花火」が
打ち上げられる理由には様々な願いを
込めてあるって皆さんご存じでしたか?
今日は、そんな「花火」について
あえる編集部がご紹介させていただきます。
今回ももちろん諸説あり!笑
【花火の歴史】
花火の起源には、様々な説がありますが
そのなかでも古代中国の狼煙(のろし)
がツールとも言われています。↓イメージです
また14世紀後半には、ヨーロッパで人気が
高まり、またたく間に近代花火の発祥の地
とも言われるようになりました。
また、花火のルーツを見てわかるように
日本の花火には大きく分けて3つの意味
があるようです。
①祝砲・催しもの開催の合図として
②鎮魂の意味を兼ねて打ち上げる
③もちろん最後は、見て楽しむ。
①の祝砲や催しもの開催の合図は、
皆さんもすぐ想像できるかと思います。
よくイベントで日中、大きな音で
開催の合図に使用されていますよね!
↑遠くにいると何事がと不安になるくらいビックリする
②鎮魂の意味を兼ねて打ち上げるは、
正直、私は初めて知りました!
日本人にとって花火は、お盆の迎え火や
送り火の意味合いや無病息災などを
祈って打ち上げられることもあるそうです。
そのため、今年ゲリラ的に打ち上げられて
いた花火は、単純に人集めをしないためだけ
ではなく、コロナウィルスによる感染拡大が
はやく治まりますように。との願いもあった
ようなのです。
花火の「火」は闇夜を照らす太陽の「日」とも
意味が類似していて、人々の生活を照らす役割
や死者を尊い、慰めるものでもあるんですね。
そして最後の3つ目が皆さんの大好きな
③見て楽しむの意味合いです!
私も、幼少期から花火大会といえば
たくさんの甘酸っぱい思い出があった
ようななかったような気がします。
↑え? どうでもいいって?笑
そんな「花火」は日本にいつ頃
伝わってきたのでしょうか?
色々調べてみましたが、日本への伝来は
大体1500年~1550年くらいみたいです。
ほうほう。室町時代ですか。
鉄砲が伝えられてきたタイミングとほぼ
同時期とのこと。
鉄砲はヨーロッパ、ポルトガルからの説が
有力ですよね~。
ただ、花火の伝来歴史を見てみると「唐人」
が当時の日本のお偉い方たちに披露したとの
記録があるため、おおよそ中国からの伝来と
いって差し当たりないでしょう。
ちなみに、「花火」の生産量日本一は・・・
【長野県】です。
※知ってたました?詳しくはみんな調べてみてね!
伝来当初は、今でいうロケット花火や
ねずみ花火、爆竹に近いものが主流だった
ようです。
そこから、1600年台にかけて玩具花火が
開発されたこともあって庶民に愛されるよう
になるまでに多くの時間は掛からなかった
みたいですね。
また、戦争がなくなってきた江戸時代初期
の頃にはそれはもう花火は大人気の一大
イベントになっていたってことですね!
庶民の人気だけではなく江戸時代になり
戦火で使用されていた火薬の需要などが
少なくなったことも一因と言われています。
火薬を扱っていた火術家さんたちが花火師へ
移行していったのもこの時代です。
特に花火の歴史的発展を助けたのが明治時代で
様々な金属が海外から輸入されるようになり
花火の色や種類も格段に増えたんですって。
これを「西洋花火」とも言うらしい。
「鍵屋」VS「玉屋」
皆さんもご存知の花火の掛け声
「か~ぎや~!」と「た~まや~!」
ってありますでしょう。
日本で最も古い花火業者さんといえば
この「鍵屋」さんにあたるそうです。
現在まで屋号は続いており、15代目くらい
にまでなっているとか。
そして、もう一軒の「玉屋」さん。
こちらは、6代目鍵屋さんから屋号を
暖簾分け(のれんわけ)された業者さん。
その後、二大花火師さんの時代を迎えて
両国の川開き(当時江戸の大花火大会)が
行われる際に両国橋を挟んで上流を玉屋、
下流を鍵屋の花火が受け持つようになったんです。
そこで、同時にあがる花火を見ながら観客たちは
「た~まや~」「か~ぎや~」と掛け声を上げて
どちらの花火が多くの掛け声があるか競っていた
とのこと。
ちなみに、その当時には「玉屋」さんの異名が轟き
「鍵屋」さんを凌ぐほどだったそうです。
↑私も「た~まや~」しか言ったことない。
そんな大人気の「玉屋」さんですが、
自分のお店から失火し、火事を起こして
しまい、かなり広範囲で焼けたことが
きっかけで一代でお家断絶になったとか。。。
それなのに現代でも「た~まや~」って結構
多くの人が言っているってすごくないですか!?
とまぁ、調べだしたらきりがないくらい
興味が沸くお話しがいっぱいの「花火」
でしたが、皆さんどのくらいご存知でした?
まだまだ、お伝えしたいことはありますが、
詳しく知りたい方はぜひ、ご自分でも調べて
みてくださいね!
↑本当は、日本の花火大会も調べたかったよ~
また、コロナウィルス感染拡大が治まり
皆さんと笑顔で花火を見上げることがまた
できるようにあえる編集部も祈っております。
それでは、また明日!
Writer:Yukio Fukuma